「1歳の歯磨きっていつから始めればいいの?」「嫌がってなかなかできない…」
子育て中のパパやママなら、こんな悩みを一度は抱えるのではないでしょうか。
我が家でも同じでした。生後6ヶ月健診で歯ブラシをもらい、
「歯がなくても始めていいですよ」
と保健師さんからアドバイスを受けたのがきっかけでスタート。
そこから試行錯誤しながら1歳までに歯磨き習慣を少しずつ身につけていきました。
この記事では、1歳の歯磨き習慣を始める時期や方法、嫌がるときの工夫をまとめつつ、我が家の体験談も交えてご紹介します。
1歳の歯磨きはいつから始める?
保健師さんのアドバイス
生後6ヶ月健診で保健センターから歯ブラシを配布されました。そのときに保健師さんから言われたのがこちら。
- 歯が生えていなくても始めていい
- 小さいうちは嫌がるから、足で軽く押さえてもOK
実際には足で押さえながらはしませんでしたが、「早くから慣れさせていいんだ」と安心できたのを覚えています。
ガーゼ磨きからスタート
我が家では 生後4ヶ月ごろからガーゼ磨き を始めました。
指にガーゼを巻きつけて口の中を拭くだけですが、歯が生える前から口の中に触れることに慣れさせることができました。
歯ブラシデビュー
生後6ヶ月ごろからは、余裕があるときに歯ブラシも使い始めました。最初は親が磨いてあげるスタイル。
1歳になるころには「自分でやりたい!」という姿勢が出てきたので、ストッパー付き歯ブラシを購入。
奥まで突っ込んでしまう心配が減り、安心して任せられるようになりました。
1歳の歯磨き、嫌がるときの工夫
① 見せて一緒にやる
親が歯磨きをする姿を「同じ時間に見せる」のが効果的でした。
「パパも磨いてるよ」と声をかけると、子どもも真似をして歯ブラシを口に入れるように。
② 遊び感覚を取り入れる
人形に歯磨きをするそぶりを見せたら、子どもも「人形の歯を磨く→自分の歯を磨く」と自然に行動が移っていました。
遊びの延長でできるのは大きなポイントです。
③ 道具で工夫
赤ちゃんでも使える ジェルタイプの歯磨き粉 を導入しました。
泡立たず、口をゆすがなくてもいいタイプなので安心。
「シュッと出すところを一緒に見せる」ことで、子どもが歯磨き粉に興味を持ち、歯磨き自体のハードルが下がりました。
④ 無理しない
どうしても泣いて嫌がるときは「今日はお休み」や「短時間で済ませる」と割り切るのも大切。
毎日の習慣だからこそ、「嫌な記憶」を積み重ねない工夫を意識しました。
年齢別|歯磨き習慣の始め方と工夫
0歳後半(生後4〜6ヶ月ごろ)
- 工夫ポイント
- ガーゼを使って口の中をやさしく拭う
- 歯がなくても口に触れる習慣をつける
- 「おくちさっぱりしようね」と声をかけながら、習慣化を意識
- ガーゼを使って口の中をやさしく拭う
- 狙い
- 口の中を触られることに慣れる
- 親子のスキンシップ
- 口の中を触られることに慣れる
1歳前半(10ヶ月〜1歳ごろ)
- 工夫ポイント
- 前歯が生え始めるので、歯ブラシデビュー
- 短時間でサッと終える。嫌がったら無理しない
- 親が磨いてあげつつ、子どもにも歯ブラシを持たせて「真似っこ」させる
- ジェルタイプの赤ちゃん用歯磨き粉を取り入れるのもおすすめ
- 前歯が生え始めるので、歯ブラシデビュー
- 狙い
- 歯ブラシの存在に慣れる
- 「歯磨きは楽しい」と感じさせる
- 歯ブラシの存在に慣れる
1歳後半(1歳6ヶ月ごろ)
- 工夫ポイント
- 「自分でやりたい!」という気持ちを尊重
- ストッパー付き歯ブラシで安全に任せつつ、仕上げ磨きは必ず親が行う
- 歌や遊びを取り入れる(「歯磨きの歌」や「人形の歯を磨くごっこ」など)
- 親が磨く姿を同じ時間に見せて、一緒に習慣化
- 「自分でやりたい!」という気持ちを尊重
- 狙い
- 自己主張を尊重しながら、歯磨きを習慣に取り入れる
- 自分で磨く意欲と親の仕上げ磨きの両立
- 自己主張を尊重しながら、歯磨きを習慣に取り入れる
教育的メリット・発達への効果
1歳からの歯磨き習慣は、ただ虫歯予防になるだけではありません。
- セルフケアの第一歩
「歯磨き=自分の体を大事にする」というセルフケア習慣の基盤になります。 - 生活リズムの定着
「ごはんの後は歯磨き」という習慣づけは、今後の生活リズムを整える練習になります。 - 模倣・学習能力の発達
親の行動を見て真似することは、模倣を通じた学習につながります。 - 親子のスキンシップ
歯磨きは親が近くで関わる時間。嫌がっても「よしよし」と声をかけたり、一緒に歌を歌ったりと、スキンシップの機会にもなります。
厚生労働省の「歯と口の健康に関する取り組み」でも、乳幼児期からの口腔ケア習慣づけの重要性が紹介されています。
我が家の体験談まとめ
- 4ヶ月:ガーゼで口を拭うことからスタート
- 6ヶ月:歯ブラシデビュー、余裕のあるときに挑戦
- 10ヶ月:「おくちあーん」で少し口を開けてくれる
- 1歳:自分で歯ブラシを握りたがるように。ストッパー付き歯ブラシとジェル歯磨き粉を導入
- 人形遊びや「親の真似っこ」で歯磨きへの興味が育つ
まとめ|楽しく続ける工夫を
1歳からの歯磨き習慣は、完璧にやることよりも 「嫌がらず、楽しく続けること」 が大切です。
ガーゼから始めてもいいし、歯ブラシをおもちゃ代わりに持たせるのもOK。親が無理なく取り組める工夫が、結果的に習慣化につながります。
Eduパパとして実感するのは、習慣は遊びや真似から育つ ということ。
「歯磨き=楽しいこと」というイメージを小さいうちから積み重ねていくと、将来も自然と歯磨きに取り組めるようになりますよ。
