【パパが育てる発達支援④】スプーン練習はいつから?家庭でできる練習7選と発達を伸ばす関わり方

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「スプーンを使いたがるけど、うまくできない」「こぼすから手伝いたくなる」——そんな時期、ありますよね。

でも実は、**スプーン練習の過程こそが大切な“発達の時間”**です。

この記事では、スプーンを使えるようになるまでに必要な発達のステップと、家庭でできる7つの練習方法を紹介します。

パパが関わることで、子どもの「自分でやりたい!」という力をぐんぐん伸ばすことができます。

スプーンが使えるようになるために必要な3つの力

スプーンを上手に使うためには、単なる「手の使い方」だけでなく、

目・脳・心の発達が複雑に関わっています。ここでは、特に大切な3つの力を紹介します。

 手首・指の運動発達

スプーンを握る、すくう、口に運ぶ――この一連の動きは、手首と指の協調運動です。

特に「すくう」動作では、手首をひねる柔軟さや安定感が必要になります。

パパと一緒にスプーンを持って動かしてみたり、おままごとで「すくう」真似をしたりして、

遊びの中で自然に筋肉や動きを育てていきましょう。

目と手の協調(視覚運動協応)

スプーンで狙った食べ物をすくい、口に運ぶには「目と手のチームワーク」が不可欠。

この力は、積み木・ボール投げ・水遊びなどの経験を通して伸びていきます。

「ここに入れてみよう!」「よく見てすくえたね!」と声をかけることで、

子どもは自分の動きを意識しやすくなります。

集中力と自己調整

スプーン練習では、「こぼれる」「落ちる」「やり直す」の繰り返し。

その中で、失敗を受け止めて再チャレンジする“心の発達”が進みます。

少しずつ集中して取り組む時間が増えると、食事への意欲も育ちます。

【パパが育てる発達支援③】スプーン練習で育つ集中力と自己肯定感
10ヶ月から始めたスプーン練習。40分かけて食べきる姿に成長を感じたパパの体験談。

スプーン練習7選(家庭でできる遊び+実践)

では、具体的にどんな練習をすればよいのでしょうか?

ここでは、日常に取り入れやすく、発達も促せる7つの練習方法を紹介します。

① 手づかみ食べからスタート

まずは「自分で食べる」意欲を育てましょう。

やわらかくて持ちやすい食材(おにぎり、野菜スティックなど)を使い、

“つかむ→口へ運ぶ”の一連の流れを経験します。

② 空のプレートで「すくう」練習

ごはんの時間でなくてもOK。

スプーンを持って空皿をすくうだけでも、手首のひねりや角度の感覚を掴めます。

砂遊びやおままごとでも効果的です。

③ 水あそびスプーン

お風呂やベランダで、水をすくって別の容器に移す遊び。

「うまく入った!」「こぼれた!」を繰り返す中で、バランス感覚と集中力が高まります。

④ おままごとスプーン練習

木製スプーンを使って「はい、どうぞ!」と渡し合うごっこ遊び。

模倣する力や、やりとりの楽しさを学びます。

⑤ ヨーグルト・スープで実践

最初はすくいやすいとろみのある食材を選びましょう。

液体より成功しやすく、「できた!」という成功体験を積み重ねられます。

⑥ パパと一緒に「すくって」食べる

パパが子どもの手に自分の手を重ねて「すくって、食べる」を一緒に。

動きを共有することで、子どもは“スプーンの使い方”を体感的に学びます。

⑦ 自分で選ばせてみる

スプーンの色・柄・素材を子どもに選ばせましょう。

自分で選んだ道具は、使う意欲を高めてくれます。

「今日はどれにする?」の一言で、主体性がぐっと育ちます。

パパが意識したいサポートのポイント

  • 成功より「やろうとする気持ち」を褒める
  • こぼれても叱らず「練習の証」と伝える
  • 食事中は目を合わせて安心感を与える
  • 「できたね!」より「がんばったね!」を大切にする

まとめ:スプーン練習は“食育”と“発達支援”の両輪

スプーン練習は「できる・できない」で判断するものではありません。

手の動き、集中力、意欲——それぞれの力が伸びていく過程を大切にしましょう。

パパの見守りと励ましが、

「食べる力」だけでなく「生きる力」を育てていきます。

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