寝る前に子どもがなかなか寝ない——そんな夜に助けられた絵本が、
『おつきさま こんばんは』でした。
落ち着いた色づかい、繰り返しの「こんばんは」、夜を意識しやすい優しい雰囲気。
1歳からの寝かしつけに、本当にちょうどいい1冊です。
この記事では、我が家の体験談と、子どもの発達面でのメリットを交えて
“寝る前に読みたい理由”をくわしく紹介します。
『おつきさま こんばんは』はどんな絵本?
『おつきさま こんばんは』は、夜の景色の中で
お月さまが静かに顔を出す様子を描いたシンプルな絵本。
大きすぎず、小さすぎず、寝る前に読むのにちょうどいいページ数で、
淡い色づかいが子どもの気持ちを自然と落ち着かせてくれます。
寝る前の読み聞かせに向いている理由
① 落ち着いた色づかいで気持ちが静まる
派手すぎない配色なので、視覚的に興奮しにくく、夜にピッタリ。
② 「こんばんは」のくり返しで“夜”のルーティンを作りやすい
読みやすいくり返しのリズムがあり、
自然と「今は寝る時間」という雰囲気に。
③ ゆっくりめの展開で興奮しない
テンポが穏やかなので、寝かしつけ前の読み聞かせに向いています。
我が家の体験談(1歳前〜1歳3ヶ月ごろ)
最初は“お月さまだけ”に集中
読み始めた0歳のころは、お月さま以外の絵はほとんど見ていませんでした。
でも、落ち着いたトーンで読めるので、こちらも気持ちがゆっくりに。
1歳3ヶ月ごろ、猫を見つけて大喜び
小さく描かれている猫に気づき、指差して楽しむように。
毎日読むうちに、子どもなりの“発見”が増えていきました。
「おつきさま こんばんは読んで寝よう」でスッと寝る日も
特に寝ない日、
「おつきさま こんばんは読んで寝ようか?」と言うと
なぜかすっと寝た日もありました。
完全にお気に入りの絵本になっています。
“こんばんは”に合わせてお辞儀をするように
読み聞かせの中で、子どもが「こんばんは」に合わせて
ぺこっとお辞儀をするようになり、かわいいルーティンに。
発達面で得られる効果
言葉のリズムを楽しむ(言語発達)
くり返しの言葉は、1歳ごろの語彙の入り口にぴったり。
注視力・観察力が育つ
最初は大きな絵 → のちに小さな猫に気づく
というように、視線の動きが細かくなっていきます。
「夜=眠る時間」を理解する助けに
毎晩読むことで、生活リズムを整えやすくなります。
どんな家庭におすすめ?
- 寝かしつけに毎回苦戦している
- 静かな絵本を探している
- 絵本の世界にゆっくり入りたい
- 子どもに“夜”の感覚を伝えたい
こんな家庭には特におすすめです。
まとめ
『おつきさま こんばんは』は、
0歳から長く使えて、寝る前のルーティン作りにも最適な絵本。
「今日は寝ない…」という日に、我が家は何度も助けられました。
